【LoL】まずは1000試合こなす
初心者が効率的に上達する方法は、試合をこなす以外にありません。
加えて、試合をしている以外にはyoutubeなどでプロの試合や自分の得意レーンやチャンプの動画を見ること。
試合中にはそのテクニックを自分でもやってみようと思ったり、多少のリスクを負ってでもやってみたいようにプレイする、主体的な意識があるとなおいいです。
今回深堀したいのは、多少のリスクを負って行うプレイについて。
孫子的に考えるならリスクの高い行動は取るべきではありません、これはlolのランク戦においても同じでしょう。
ただ、長年の経験や感覚で「リスクはあるけど成功する可能性が高い、自分なら行ける」と思えるならその行動は起こした方がいいです。
注意したいのは、何の根拠もなしに「なんとなく行けそう」くらいの感覚はランク戦で試すべきではありません。
逆にノーマル戦であればそういった謎の自信や、やってみないと分からないリスクはガンガン負っていくべきです。
それはもちろん、本番(ランク戦)で使える戦術にするためです。
下記の項目で、『孫子』は「~してはいけない」8つの項目を紹介していますが、この中のいくつかは相手をあえて逃がしたり生かす戦略になっています。
これは優しさで相手を生かしているのではなく、追いつめられた相手に猛反撃されて痛手を被るリスクを避ける意図があります。
相手を追いかけすぎれば敵陣深くで孤立することになるし、追いかけっこが長引くほど相手には罠を仕掛ける準備が整います。
試合序盤だとキルを狙ってタワーダイブしたら想定外のダメージを喰らい逆転負け、逃げている相手のCDが解消されて反撃を喰らうなどが多いですね。
シャコなどの逃走が得意な相手を追いかけると逆に翻弄されて、無駄な時間を使うことにもなりかねません(そうなれば双方キルがなくてもこちらの損害です)。
これらのミスは「相手をキルすることに意識が行き過ぎてる」から起こるもので、殲滅することが勝利ではないと『孫子』は説いているのです。
しかし自分はこのような失敗は一度は経験した方がいいと考えています。
それは、なぜダメなのか自分が体験することで、行ける時と行けない時の判断の精度が上がるから。
集団戦などでギリギリの体力で生還する人がいますが、あれを計算して行えるプレイヤーはたくさんいて、それを可能にしているのは今までの経験(経験知)なのです。
タワーダイブにしても序盤のタワーからのダメージがどれくらいかを分かっていれば、このチャンプなら行ける、この体力なら行けるという判断が可能になります。
そのうえで勝算があるならそれはリスクではなく、自分が生き残ることを前提とした攻めになるのです。
「1万時間の法則(練習時間が1万時間を突破すると達人になれる)」のように、lolにも「1000試合こなすとかなり上手くなる」という話があります。
ノーマルなどで積極的に色んなやり方をためして、今までリスキーだったことを実戦投入できる戦術に昇華させましょう。
【孫子】軍争篇(6)原文と意味
故に兵を用うるの法は、高陵には向かうこと勿かれ、丘を背にするには逆うこと勿かれ、佯に北ぐるには従うこと勿かれ、鋭卒には攻むること勿かれ、餌兵には食らうこと勿かれ、帰師には遏むること勿かれ、囲師には必らず闕き、窮寇には迫ること勿かれ。
此れ兵を用うるの法なり。
【訳】したがって戦争に関しては次の原則を守らなければならない。
1、高地に布陣した敵を攻撃してはいけない。
2、丘を背にした敵を攻撃してはいけない。
3、わざと逃げる敵を追撃してはいけない。
4、士気の高い敵を攻撃してはいけない。
5、囮の敵にはとびついてはいけない。
6、帰国途中の敵に攻撃してはいけない。
7、敵を包囲したら逃げ道を開けておかなければいけない。
8、窮地に追い込んだ敵に攻撃をしかけてはいけない。
これが戦争の原則である。
まとめ
・なぜいけないのかは経験してみないとわからない。
・それがわかると、戦術として自分のものにできる。
・まずは1000勝を目指す。