【LoL】心理的な余裕が無ければ負け続ける
『孫子』は必勝のポイントとして気力、心理、戦力、変化を挙げています。
気・・・相手が勢いに乗ってるときは戦いを避け、士気が衰えたところを叩く気力
心・・・相手を観察して反撃の時をじっと待つ心理
力・・・有利な場所で装備を整えて消耗した相手を叩く戦力
変・・・強大な戦力で攻めてくる相手とは正面衝突を避ける変化
ここでは、一つ目の「気力」について掘り下げていきます。
例えばランク戦で連敗が続くと「勝つまでやる」という人がいますが、これは気力が充実しているのでなく意地になってるだけです。
連敗で心理的に疲れイライラしていると、その影響は立ち回りにダイレクトに表れます。
そして気が付けば10連敗、ランクはガクッと落ちてしまいます。
実際に自分も、プラット1から20連敗近くしてゴールド4くらいまで落ちた経験があります。
上記4つのポイントを改めて見直してみてください。
どっしりと構えて待つ、静かに観察するなど、心理的な余裕がないと守れないものになっていることが分かると思います。
ノーマルならば好きにやればいいと思いますが、ランク戦では負けが続いたら一旦休憩を挟むことをオススメします(メンタル的にも勝率的にも)。
もしくは「勝っても負けてもランク戦をやるのは3試合まで」みたいに自分ルールを決めてしまうのもオススメです。
【孫子】軍争篇(5)原文と意味
故に三軍には気を奪うべく、将軍には心を奪うべし。
是の故に朝の気は鋭、昼の気は惰、暮れの気は帰。
故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避けて其の惰帰を撃つ。
此れ気を治むる者なり。
治を以て乱を待ち、静を以て譁を待つ。
此れ心を治むる者なり。
近きを以て遠きを待ち、佚を以て労を待ち、飽を以て飢を待つ。
此れ力を治むる者なり。
正々の旗を邀うること無く、堂々の陣を撃つこと勿し。
此れ変を治むる者なり。
【訳】
こうして敵軍の士気を削いで、敵将の心を攪乱することができる。
そもそも人の気力は朝は旺盛で、昼になるとだれて、夕方には尽きてしまう。
軍の士気もそれと同じである。
それ故、戦上手は敵の士気が旺盛な内は戦いを避けて、士気の衰えたところを撃つ。
これが「気」を掌握するということである。
また味方の態勢を整えて敵の乱れを待ち、冷静な状態で敵を迎え撃つ。
これを「心」を掌握するという。
さらに、有利な場所で遠くから来る敵を待ち、休養をとって敵の疲れを待ち、食事をとって敵の空腹を待つ。
「力」を掌握するとは、これを言うのである。
もう一つ、軍隊を整えて進撃してくる敵、強大な陣を構えている敵とは正面衝突を避ける。
「変」を掌握するとはこれをいうのである。
まとめ
・ランク戦で負けが続くようなら一旦休む。
・「勝つまでやる」は平常心を失っているということを自覚する。