ヤスオ使いから見えてくる2つ能力
ヤスオのスーパープレイ動画を見ていて色々思うことがありました。ミニオンを使った高速移動で相手を攪乱したり、的確に竜巻を当てる上手さなど、技術的な部分が目立ちますが、その上手さはそのチャンプを使い続けることでしか得られないもう一つの要素に支えられているのです。
経験で得られるのは技術と○○○!
もったいぶりましたが、一つのチャンプを使い込むことで得られるもう一つの要素とはずばり「判断力」です。ここで言う判断力は試合の流れを読んだり、ミニマップを小まめに確認して適切な動きをする判断力ではなく、そのチャンピオンでどこまでやれるかを判断する能力のことです。
例えば「人数差があるときは戦ってはいけない」というのはlolに慣れている人にとっては常識です。たとえLvが先行していても1対2でやれば負けてしまう可能性は高く勝算が立たない内は戦わないのが得策でしょう。
しかしそのチャンプを使い込んでいる人は、人数差や体力差など普通なら逃げ一択の場面でも勝算の有る無しを見極めることができるようになるのです。そして勝てると判断すれば周りが危険pingを鳴らそうが相手と殴り合いそれを制してしまうのです。
動画で分かりやすいのは3分50秒辺りと5分40秒辺り。前者は4対3の状況でこちらの二人は瀕死状態。選択はもちろん逃げですが逃げながら竜巻をぶつけまさかの逆転。後者は3対2の状況でサポと協力しながら相手を殲滅。この判断は今のビルドやレベルでヤスオがどのくらいダメージを与えられるかがわかっていないとできないことです。
この判断を数字で細かく把握してる人はいないと思いますが、これくらいダメージを与えられる、これくらい耐えられるだろうってことが予想できれば行ける行けないの判断ができるようになります。慣れない内は思ってたよりダメージが出なかったり、相手の攻撃が痛かったりして失敗します。けれどこの「なんとなく行ける気がする」という直感があったときはそのチャンプの熟練度が次のステージに行こうとしている証拠です。直感を信じて動いてその判断力の精度を上げていきましょう。
まとめ
自分がどれくらい無茶できるかの判断はそのチャンプを使い込んでいないと得られない能力です。これができれば常識にとらわれず相手に想定外の痛手を負わせることができます。器用に様々なチャンプを使いこなすことは大切ですが、一体くらいは「このチャンプだけならチャレンジャークラスでも通用する」って言えるくらい得意なチャンピオンを作っておきたいですね。
たまに「ほとんど使ったことないチャンプだけど操作は全然大丈夫だから」という人がいますが、自分はそういう人はそのチャンプを使えないのと同じだと思っています。いくら技術や知識があっても今回紹介したような判断力はチャンピオンごとに異なります。ゲームメイクに関する状況判断や知識は使いまわすことができますが、この判断力はチャンピオンの数だけあるのです。