【LoL】あらゆる面で地の利を得る
lolには様々な地形がありますが、基本的には敵側ジャングル、敵が視認できる部分は「危険な場所」と考えていいでしょう。
集団戦や極地戦を起こす場合、ワーディングされた相手ジャングルや相手タワー下で戦うのは、相手にアドバンテージを与えているのと同じことです。
lolの地形において重要なのは、やはりワードで視界がとれているか(とられているか)です。
これさえ分かればそこは安全地帯にも危険地帯にもなるのでそれがわからない場所には長居しないようにしましょう。
たとえば試合序盤、相手ジャングルにワードを置けばジャングラーがどちら側からスタートしたかが把握できて有利になります。
深めの敵陣ブッシュにピンクワードを置けば、相手ジャングラーやレーナーの動きを筒抜けにできます。
そして『孫子』では地形の注意と合わせて、兵を布陣する際の注意も説いています。
内容は「日当たりのよい高地に布陣すれば兵士の健康が保たれる」ということですが、健康が勝利の必須条件というのはlolにおいても同じです。
寝不足の状態でやり続ければ状況判断やファームの精度が鈍り、姿勢の悪いままPCに向かっていると腰を痛めます。
突き詰めればアスリートの健康管理のようになってくるので「たかがゲームだろ」に思うかもしれません。
しかし、lolをやる時の健康管理はバカにできません。
休日にずっと試合を回す人などは水分補給、糖分補給も非常に大切です。
何試合かに一度は席を立ってストレッチをしたり、散歩に出てもいいでしょう。
マウスやキーボード、回線などのPC環境も「地の利」と考えて変えていくことも重要です。
【孫子】行軍篇(1)原文と意味
孫子曰わく、凡そ軍を処き敵を相るに、山を絶ゆれば谷に依り、生を視て高きに処り、隆きに戦いて登ること無かれ。
此れ山に処るの軍なり。
水を絶てば必らず水に遠ざかり、客 水を絶りて来たらば、これを水の内に迎うる勿く、半ば済らしめてこれを撃つは利なり。
戦わんと欲する者は、水に附きて客を迎うること勿かれ。
生を視て高きに処り、水流を迎うること無かれ、此れ水上に処るの軍なり。
斥沢を絶ゆれば、惟だ亟かに去りて留まること無かれ。
若し軍を斥沢の中に交うれば、必らず水草に依りて衆樹を背にせよ。
此れ斥沢に処るの軍なり。
平陸には易に処りて高きを右背にし、死を前にして生を後にせよ。
此れ平陸に処るの軍なり。
凡そ此の四軍の利は、黄帝の四帝に勝ちし所以なり。
【訳】
様々な地形に軍隊を配置して敵情を探る方法と戦法がある。
1、山岳地帯
山地を行軍するときは谷沿いに進み、視界の開けた高所に布陣する。
敵が高所に布陣している場合は攻めてはいけない。
2、河川地帯
河を渡り終えたら速やかにそこから離れる。
敵が河を渡ってきたら水中で迎え撃ってはならない。
半数が渡り終えたところで攻撃を仕掛けるのが効果的である。
ただしこちらはあまり河岸に近寄ってはいけない。
また岸に布陣するときは視界の開けた高所を選ぶ。
川下に布陣のして川上の敵と戦ってはいけない。
3、湿地帯
湿地帯を移動するときは、速やかに通過すべきである。
やむなく湿地帯で戦うときは水と茂みに寄って木々を背にして戦うのがよい。
4、平地
高地を背後にして、前に低地が広がるような平坦な地に布陣する。
以上が地形に応じた戦法である。
黄帝が天下統一できたのはこれの戦法を採用したからである。
凡そ軍は高きを好みて下きを悪み、陽を貴びて陰を賎しむ。
生を養いて実に処り、軍に百疾なきし。
是れを必勝と謂う。
丘陵堤防には必らず其の陽に処りてこれを右背にす。
此れ兵の利、地の助けなり。
上に雨ふりて水沫至らば、渉らんと欲する者は、其の定まるを待て。
【訳】
軍を布陣させるには、低地を避けて高地を選び、湿った日陰より日当たりのよい場所を選ばなければならない。
そうすれば兵士の健康管理に有利であり、疾病を防ぐことができる。
これが必勝の条件である。
丘陵や堤防には必ずその南東の地を選ばなければいけない。
そうすれば地の利を得て作戦を有利に展開することができる。
渡河するときに上流に雨が降って水かさが増していたら、それが落ち着くまで待った方がよい。
凡そ地に絶澗・天井・天牢・天羅・天陥・天隙あらば、必らず亟かにこれを去りて、近づくこと勿かれ。
吾れはこれに遠ざかり、敵はこれに近づかしめよ。
吾れはこれを迎え、敵にはこれに背にせしめよ。
軍行に険阻・こう井・葭葦・山林・えい薈ある者は、必らず謹んでこれを覆索せよ。
此れ伏姦の処る所なり。
【訳】
次の地形からはすみやかに立ち去り決して近づいてはいけない。
絶澗:絶壁のある谷間
天井:深い窪地
天牢:三方が塞がって脱出困難な場所
天羅:草木が密生し行動困難な場所
天陥:低地の湿地帯で通行困難な場所
天隙:山間部のでこぼこした場所
このような地形を発見したらこちらからは近づかず、敵を誘い込む。
そうしてから向かえば敵はその地を背後にする。
行軍中、険阻な地形、池や窪地、草原、森林などを見たら必ず入念に探索しなければならない。
なぜならそのような場所には敵の伏兵が潜んでいるからである。
まとめ
・ワードが有無でそこが危険か安全か判断する。
・危険な場所には長居しない
・環境を変えることで心身の健康を養う。