【LoL】急造チームに必要なのはコミュニケーション
この項(下記)で孫子が述べている内容をまとめると以下のようになります。
・兵士の数は多ければいいというものでなく、しっかりと敵を分析して戦うことが重要
・温情を持って接して、規律で毅然と統制してこそ兵士の信頼を得られる
この2点はどちらも普段から心掛けることで組織に備わるもの。
lolのようにその都度作られる急造チームに当てはめることは難しいかもしれません。
温情や規律も無く、チャットで罵り合うようなチームに信頼関係は生まれません。
ピンを鳴らしても無視するのが当たり前になり、ピンチになっても助けない。
そして失敗を見ると鬼の首取ったかのようにその人を煽り出す。
1試合の中で信頼関係を築くのは難しいけど、お互いが足を引っ張り合うような関係は簡単に出来上がるのです。
信頼やチームワークとまではいかなくてもフォローし合いながら、指示を出し合えるくらいの関係性を作れれば勝率は変わってきます。
【孫子】行軍篇(3)原文と意味
兵は多きを益とするに非ざるなり。
惟だ武進することなく、以て力を併わせて敵を料るに足らば、以て人を取らんのみ。
夫れ惟だ慮り無くして敵を易る者は、必ず人に擒にせらる。
卒未だ親附せざるに而もこれを罰すれば、則ち服せず。
服せざれば則ち用い難きなり。
卒已に親附せるに而も罰行なわれざれば、則ち用うべからざるなり。
故にこれを令するに文を以てし、これを斉うるに武を以てす。
是れを必取と謂う。
令、素より行なわれて、以て其の民を教うれば則ち民服す。
令、素より行なわれずして、以て其の民を教うれば則ち民服せず。
令の素より行わるる者は、衆と相得るなり。
【訳】
兵士の数が多ければいいというものではない。
猛進することを避けて戦力を集中しながら敵情の把握をしてこそ勝利を得られるのだ。
逆に戦力を分析せず敵を軽視するならば敵に捕虜にされてしまう。
兵士が十分に親しみを持っていないのに罰し続ければ兵士は心服しない。
心服しない者は使いにくい。
逆に親しまれているからといって過失があっても罰しないならこれも使いこなせない。
したがって兵士に対しては温情をもって教育し、軍律をもって統制をはかる。
これを必勝の方法という。
ふだんから軍律の徹底をはかっていれば、兵氏は服従する。
ふだんから軍律の徹底を欠いていれば兵士は命令に従わない。
つまり軍律の徹底につとめてこそ、兵士の信頼を勝ち取ることができるのだ。
まとめ
・煽られてもへこまない、怒らない。
・煽ってばかりいると味方から助けてもらえなくなる。