【LoL】バックドアの意味と対策、スプリットプッシュとの違いは?

【LoL】バックドアの意味

今回考えるのは「試合終盤やや劣勢」のときの逆転方法です。

相手の攻撃でタワーに押し込まれてジリ貧、主導権が相手にあるとどうしても後手後手になってきます。

この状況から試合をひっくり返す戦法に「バックドア」があります(一人が手薄なタワーやインヒビ、ネクサスを狙う方法)。

バックドアは数少ない「劣勢からでも相手を動かすことができる戦法」と言えます。

どんなに押していても本陣が落ちれば試合は終わり。

相手は急いで何人かが本陣防衛に戻ろうとします。

このときに守備に回っていた味方4人は攻勢に転じましょう

その目的は、敵の殲滅ではなく敵が本陣に戻ろうとするのを邪魔することです。

動画始まってすぐの地図をご確認ください。

ノクターンが一人で敵本陣を攻めているのが分かります。

それに気づいて急いで本陣に戻りたい赤側と、強引に攻撃をしかけてリコールを防ぐ青側。

バックドアを決めた人はヒーローですが、それを成功させたのは紛れもなくチームワークです。




バックドアの対策

バックドアでの逆転を紹介しましたが、時にはこちらがそれをされることもあるでしょう。

ではバックドアさせないようにするにはどうすればいいのか、そもそもさせないようにすることは可能なのでしょうか?

そもそもバックドアは相手の意表をつく作戦なので、完全に防ぐことは不可能です。

しかし、相手チャンピオンの構成や状況によって「バックドアありそうだな…」と警戒することは可能です。

方法①チャットで警戒を促す

チーム全体が敵のバックドアを意識していれば、それを防げる可能性は上がります。

というより警戒が強まることでスキがなくなり、バックドアを狙いにくくなるのです。

タワー状況に大きな差がなく、かつ「勝ったな」と思っている時が最も危険な状況。

不穏な空気を感じたらピンやチャットでバックドアの警戒を促すことが大切です。

方法②周辺の視界確保

本陣周辺の敵のワード破壊、自陣ジャングル内の視界が取れていないと、敵がテレポートを使ったり、ジャングルを通って本陣を狙ってきます。

そうなると、こちら側は敵がいきなり本陣前に現れたように感じます。

視認できるワードの破壊はもちろん、周辺経路の視界確保をしておくことで、敵の奇襲に迅速に対応できます。

方法③集団戦の際中、直後の警戒

集団戦の際中や直後は、どれだけ警戒していても警戒が薄れます。

敵チャンプの残党を追いかけている間に本陣ががら空きになった。

ほぼ勝ったと思って敵本陣を狙おうと思ったら、隠れていたチャンプにこちら本陣を狙われた。

そんなことは日常茶飯事です。

相手チームを全滅させて復活までに時間があるならいいですが、もしも一人でも敵が生き残っていて、かつ居場所が分からない時は油断してはいけません。




バックドアとスプリットプッシュはどう違う?

似たような戦法でいまいち違いが分からない人のため。

どちらの作戦も「一人だけ別の箇所を狙う」という意味では同じかもしれませんが、目的が異なります。

スプリットプッシュとは?

スプリットプッシュとは一人がチームを離れてレーンを押し上げる方法です。

一人で経験値とお金を独占、タワーを折り、ヒビターに迫れば、相手は嫌でもその対応をしなければいけません。

その間に本隊は別レーンを一気に押し上げる、スプリットプッシュしていた人が合流して数的有利を作るなど、有利な状況を作ります。

この戦法の狙いはジリジリと時間を使って相手を分断させることです。

バックドアとは?

バックドアは奇襲的なやり方。

タワーを折るのが速いチャンプで一気に本陣を狙って実益を得る(タワーやヒビターなど)、あわよくば試合を終わらせるのが狙いです。

バックドアされた側は急遽「戻って守るべきか」、「人数差を利用して攻めるか」の2択を迫られます。

もしも何も得られずにバックドア要員がやられてしまったり、味方チームが早々に全滅すれば、こちらは一気に不利となります。

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【孫子】虚実篇(3)原文と意味

進みて禦ぐべからざる者は、其の虚を衝けばなり。
退きて追うべからざるは、速かにして及ぶべからざればなり。
故に我戦わんと欲すれば、敵、塁を高くし溝を深くすと雖も、我れと戦わざるを得ざるは、其の必らず救う所を攻むればなり。
我れ戦いを欲せざれば、地を画してこれを守るも、敵 我と戦うを得ざるは、其の之く所に乖けばなり。

【訳】

進軍するときは、敵の虚を衝くことだ。
そうすれば敵は防ぎきれない。
退却するときは、迅速に退くことだ。
そうすれば敵は追撃できない。
こちらが戦いを望むときは、敵がどんなに塁を高くして堀を深くして守りを固めていても戦わざるを得ないようにしむければよい。
それには、敵が放置しておけないところを攻めることだ。
反対にこちらが戦いたくないときは、こちらの守りがどんなに手薄であっても敵に戦うことができないようにしむければよい。
それには、敵の進行目標を他へそらしてしまうことだ。




まとめ

・本陣を狙われたら相手は動かざるを得ない。

・戻ろうとする相手に攻撃を仕掛ければ混乱する。



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