【LoL】相手を動かす戦い方
試合に勝つ為には勝つビジョンがしっかり見えているいるかが大切です。
弱った敵を追いかける、味方がピンチだから助けに行く、などの行為はセオリーではありますが、これはその場の状況に動かされてる受動的なプレイだといえます。
逃げる敵を深追いしすぎて待ち伏せされたり、ピンに誘われて味方と共倒れになったら目も当てられません。
だから「こうすれば敵はああ動く」、「あそこを取りたいからこれをやる」というような目的と手段がはっきりした動きが非常に大切なのです。
「弱った敵を倒したい」「味方がピンチだから助けたい」は目的が手段になっているので戦略としては単純です。
そして単純だからこそ相手も読みやすく対策しやすいです。
相手側は「弱った姿を見せれば絶対に深追いしてくる」と踏んでいるかもしれません。
だから目の前の状況をそのまま鵜呑みにするのではなく、その動きで全体にどんな影響が出るかを考えましょう。
自分が深追いして敵の注意を惹きつけることで、味方がタワーやバロンを狙えるなら深追いも正解になります。
【孫子】虚実篇(5)原文と意味
故に戦いの地を知り戦いの日を知れば、則ち千里にして会戦すべし。
戦いの地をしらず戦いの日を知らざれば、則ち左、右を救う能わず、右、左を救う能わず、前、後を救う能わず、後、前を救う能わず。
而るを況や遠きは数十里、近きは数里なるをや。
吾を以てこれを度るに、越人の兵は多しと雖も、亦た奚ぞ勝に益せんや。
故に曰く、敵は為すべきなり。
敵は衆しと雖も、闘い無からしむべし。
【訳】
戦うべき場所、戦うべき日時を予測できるならば、たとえ千里先に遠征しても戦いの主導権を握ることができる。
逆に、戦うべき場所、戦うべき日時を予測できなかれば、左の軍は右の軍を、右の軍は左の軍を救援することができず、前衛と後衛でさえも協力しあうことができない。
まして数理も数十里も離れて戦う友軍を救援できないのは当然である。
私が考えるに、敵国越の軍がいかに多かろうとそれだけでは勝敗を決する要員にはなりえない。
なぜなら勝敗の条件は人が作り出すものであり、敵の軍がいかに多くても戦えないようにしてしまうことができるからだ。